東京電力は福島第一原発の汚染処理水の3回目の海洋放出を始めました。韓国政府は専門家を現地に派遣し、放出状況を確認しています。  
 
原子力安全委員会の関係者が定例の会見で発表したところによりますと、「東京電力は2日の午前10時半から3回目の海洋放出を始めた」ということです。
 
この関係者は、「放出状況の確認のため、韓国原子力安全技術院に所属する専門家を現地に派遣した。韓国の専門家らは、放出データのモニタリングを行っている」と説明しました。
 
専門家の派遣は、今回で5回目です。
 
専門家らは、IAEA=国際原子力機関の現地事務所や原発施設への訪問に加えて、テレビ会議などを通じて、3回目の放出が東京電力の計画通りに行われているかを確認する予定だということです。
 
東京電力は今月20日までに、1回目、2回目と同じく7800トンの汚染処理水を放出する計画です。