韓国では、物価の値上がりが続いていますが、なかでも外食費の値上がりが著しく、先月の外食物価の上昇率は、2年11か月連続で、物価全体の上昇率を上回りました。
 
統計庁によりますと、ことし4月の外食物価の上昇率は3.0％で、物価全体の上昇率2.9％を0.1ポイント上回りました。
 
外食物価の上昇率は、2021年6月から2年11か月連続で、物価全体の上昇率を上回っています。
 
ただ、外食物価の上昇率だけをみると、1月の4.3％から、2月は3.8％、3月は3.4％、4月は3.0％と、鈍化傾向が続き、外食物価と物価全体の上昇率の差も、4月は0.1ポイントと、2021年6月以降で最も小さくなっています。
 
外食物価の品目は39ありますが、およそ半数の19品目で、物価全体の上昇率の平均を上回りました。
 
このうちトッポッキの上昇率が5.9%で最も高く、次いで、ビビンバと韓国風海苔巻きのキンパプがいずれも5.3%、ハンバーガーが5.0%などとなっています。
 
39品目のうち、価格が下がったものはありませんでした。