韓国最大の仏教宗派である大韓仏教曹溪宗は、4年ぶりとなる韓国と日本の仏教関係者による交流会を開き、今後、さらに広い分野での交流を進めていくことで一致しました。
大韓仏教曹溪宗は13日、全羅北道(チョンラブクト)で韓日仏教交流大会を開き、共同声明を発表したと明らかにしました。
声明で双方は、「韓日の仏教徒の親善交流が、両国国民の友情を増進し、調和をリードし、ひいてはアジアと世界平和の礎になるということを改めて確認した」と明らかにしました。
また、仏法を広く発信する一方で、世界平和や極楽浄土を達成するために努力していくことにしました。
韓日仏教交流大会は、韓国と日本の各仏教教団の代表者らが交流する行事で、1977年以降、2019年まで毎年、韓国と日本で交互に行われてきました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年からは中止となっていましたが、ことし4年ぶりに韓国で開催されました。
韓日仏教文化交流協議会の会長を務めている、曹溪宗の総務院長、真愚(ジヌ)和尚は、「これまで韓国と日本の仏教が積み上げてきた歴史は、より強固なものになるべきであり、未来へと進むべきだ。そのために、これまで行われてきた人的・文化的交流をさらに拡大し、両国の友好増進や人類の平和共存のための実践的な解決策を模索するべきだ」と語りました。