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DMZでの北韓の銃撃 国連軍司令部が調査チームを派遣

Write: 2020-05-04 13:26:36

Thumbnail : YONHAP News

北韓が3日、軍事境界線のあるDMZ=非武装地帯で韓国側の監視所に向けて銃弾数発を発射したことについて、国連軍司令部は調査チームを派遣し、北韓が停戦協定に違反したかどうかを調べています。
国連軍司令部の関係者によりますと、国連軍司令部の軍事停戦委員会は4日、弾痕や弾頭が見つかったDMZの韓国側の監視所に調査チームを派遣し、北韓が停戦協定に違反したかどうかを調査しているということです。
国連軍司令部は通常、DMZ内で南北の衝突が発生した場合、調査を行います。
韓国軍の合同参謀本部は、3日午前7時40分ごろ、DMZの韓国側監視所の外壁に4発の弾痕があることを確認したと発表しています。
これを受けて韓国軍は対応マニュアルにもとづいて、北韓側に向けて2回にわたりおよそ10発ずつの警告射撃を行い、停戦協定に反する行動だとして銃撃中止を求める警告放送を行いました。
また、韓国側は北韓側に通知文を送り、事態が拡大しないよう求めましたが、国防部によりますと、まだ返信はないということです。
軍当局は、今回の銃撃を、軍事的緊張緩和に向けたおととし9月19日の南北軍事合意に違反するものだとして、北韓の思惑を分析しています。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は去年11月に南北軍事境界線に近い黄海南道(ファンへナムド)の昌麟島(チャンニンド)の部隊を視察した際、標的を定めて海岸砲の射撃を行うよう指示したとされ、韓国側は今回の射撃は、海岸砲の射撃に続く2度目の南北軍事合意違反の事例とみています。

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