尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、来週29日午後2時にソウル龍山(ヨンサン)の大統領室で、初の会談を行うことになりました。
尹大統領が最大野党の代表と会談するのは、おととし大統領に就任して以来、初めてとなります。
これまで最大野党「共に民主党」の李代表との会談を拒んできた尹大統領は、総選挙で与党が惨敗したことに加えて、自身の支持率が20%台前半にまで急落したことを受け、野党と協力する意向を明らかにし、22日に李代表に電話をかけ、自ら会談を提案しました。
出席者や議題など会談に向けた調整が3回にわたり行われた結果、今回の会談は、お茶を飲みながら行われるということです。
出席者は、大統領室からは秘書室長や政務首席、広報首席が、「共に民主党」からは政策委員会議長や秘書室長、首席報道官が同席するとしています。
二人が単独で会談するかについては、まだ確定しておらず、事前に議題は調整しないことにしたということです。
大統領室は「虚心坦懐に対話し、国民経済の回復と懸案の国政問題解決のきっかけになることを期待する」と述べ、「共に民主党」は「総選挙で確認できた国民の考えを大統領に伝え、国民が望む経済の回復と国政の基調を転換する方策を話し合う会談になることを期待する」と述べました。