「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症し、これまでに2人が亡くなった問題で、韓国の食品医薬品安全処は、「小林製薬」が自主回収の対象とした5つの製品は、正式ルートでは韓国に輸入されていないと発表する一方で、輸入代行サイトなどに対して、販売の自粛を求めました。
小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして、27日までに2人が死亡、106人が入院したことがわかっていて、会社による自主回収が進められています。
韓国の食品医薬品安全処は27日、回収の対象となっている5つの製品は、韓国には輸入されていないと発表しました。
一方、日本で売られている商品を韓国の消費者向けにネット販売する会社などに対しては、問題となっている製品の情報を提供するとともに、販売を自粛するよう要請したということです。
また、海外の通販サイトなどを利用して個人輸入する消費者にもあわせて注意を呼びかけました。
食品医薬品安全処は、引き続き、関連の情報を確認するとともに、新しい内容については、ホームページなどで公開するとしています。
韓国では、日本の医薬品や健康食品は、種類が多いことや品質が良いことが理由で人気となっていて、日本旅行のお土産としても定番になっています。