日本、台湾、マカオの3か国からの観光客のビザなしでの入国が、8月の1か月間に限って、認められることになりました。
ソウル市が3日、明らかにしたところによりますと、文化体育観光部、法務部、外交部、疾病管理庁などが出席した関係部処会議で、8月1か月間に限って、日本、台湾、マカオの3か国からの観光客のビザなしでの入国を認める方針が決まったということです。
ソウル市はことし6月から関係部処と、日本、台湾、マカオの3か国からの韓国客のビザなしでの入国の再開を協議してきました。
外国人観光客の韓国旅行の需要は伸びていますが、日本など在外公館でビザの発給を受けるまでに4週間ほどかかるなど、観光客誘致の足かせとなっていました、
観光業界も、政府がビザなしでの入国を認める国を拡大することを要請してきました。
1か月限りの措置ではありますが、これでソウルを訪れる旅行客が増えると期待されています。
なかでもソウル市が今月10日から5日間開く大規模な観光フェスティバル「ソウルフェスタ2022(SEOUL FESTA 2022)」を盛り上げるのにも大きく役立つと期待されています。
ソウル市によりますと、2019年に韓国を訪れた外国人観光客数は日本が327万人で2位、台湾が126万人で3位でした。
ただ、去年9月から電子旅行許可制度(K-ETA)が導入されたため、ビザなしでの入国でも、飛行機の出発時刻から72時間前までにホームページ(k-eta.go.kr)やモバイルアプリで申請し、許可を受けなければならないということです。