去年の韓国の総人口は5169万人あまりで、おととしに比べて0.1%減り、２年連続で減少しました。 
 
統計庁が27日にまとめたところによりますと、去年の韓国の総人口は5169万2000人で、おととしより４万6000人、率にして0.1%減りました。
 
韓国の人口は2020年まで増えていましたが、おととしに初めて減少に転じています。
 
総人口のうち韓国人は4994万人で、おととしに比べて0.3％減り、2018年以来４年ぶりに5000万人を割り込みました。
 
一方、外国人は175万2000人で、6.2%増えました。外国人の増加は３年ぶりで、コロナ禍での入国制限が緩和された影響とみられます。
 
年齢別に見ると、14歳以下の人口は586万人で3.7％減少し、国勢調査を始めて以来、初めて600万人を下回りました。
 
15歳から64歳までの生産年齢人口は3668万人で、0.7％減り、減少傾向が続いています。
 
一方、65歳以上の高齢人口は914万人で、5.1%増え、65歳以上が全人口に占める割合は17.7％となっています。
 
統計庁は、およそ50年後の2070年には、韓国の人口は現在の70％に当たる3800万人まで減ると予想しています。