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社会

医療空白 がんの診療でも総合病院同士の協力を強化

Write: 2024-03-28 15:32:19Update: 2024-03-28 18:05:09

医療空白 がんの診療でも総合病院同士の協力を強化

Photo : KBS News

医学部の定員を増やすという政府の方針に反対する医師らによるストライキが長引くなか、政府は、がんの患者が速やかに診察や治療を受けられるよう、大型の総合病院とそれ以外の総合病院の間での協力を強化する方針を発表しました。 
 
研修医などによるストライキを受けて、政府は、大型の総合病院は、重症患者や救急患者の診療に集中し、それ以外の患者は、「診療協力病院」として指定された全国100の総合病院で診療する仕組みを整備しています。
 
政府が28日に発表したところによりますと、29日から、「診療協力病院」をこれまでの100か所から150か所に増やし、このうち、がんの診断に優れた45か所を「がん診療協力病院」に指定するということです。
 
一方、政府は、業務開始命令に従わない研修医に対して、職場に復帰するよう改めて求めていますが、研修医らはこれに応じていません。
 
政府は、当初、職場を離脱した研修医の医師免許を26日から停止する構えを見せていましたが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は24日、韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理に柔軟な対応を模索するよう指示していて、政府は、免許の停止処分を見合わせています。
 
政府は、来年の予算を、保健医療分野に集中して投じる方針を発表し、医療界に対して予算をめぐる議論に参加するよう提案しましたが、医師団体は、医学部定員の2000人増員を白紙化しなければ、対話に参加しないという立場を崩していません。
 
医学部の教授らは、研修医に同調し、今週金曜日までに一斉に辞表を提出する方針で、主な大学病院では、人手不足に備えて、病棟の運用を統合したり、人員を再配置したりするなどの対策を取っています。

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