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経済

大韓航空によるアシアナの買収 EUの競争当局が承認

Write: 2024-02-14 11:09:02Update: 2024-02-14 11:41:30

大韓航空によるアシアナの買収 EUの競争当局が承認

Photo : KBS News

EU=ヨーロッパ連合の競争規制当局が、大韓航空によるアシアナ航空の買収計画を、条件付きで承認しました。 
 
大韓航空は、アシアナ航空を買収し統合するために、2021年の1月以降、競合する航空会社を管理する、合わせて14の国や地域の競争規制当局に対して、企業統合について承認を受けるため申告を行いました。
 
大韓航空は13日、EU執行委員会からアシアナ航空の買収に対する承認を、条件付きで得たと発表しました。
 
買収計画について、EU側は、去年、ヨーロッパと韓国を行き来する4つの路線について、旅客と貨物運送サービスが大韓航空に独占されないよう、統合案を是正するよう求めました。
 
これを受けて大韓航空は、仁川とヨーロッパを結ぶ14の路線のうち、アシアナ航空も運行している、パリとフランクフルト、ローマ、バルセロナの4路線を、韓国のLCC=格安航空会社のティーウェイ航空に譲渡するとともに、アシアナ航空の貨物事業を第三者に売却する是正案をEUに提出していました。

統合を承認するにあたって、EUは、公正な競争と消費者の選択権が保障されることを期待するとしています。
 
EUの最終承認は、是正案がすべて履行されたあとになる予定で、業界では、ことし10月までには手続きが完了するという見通しが出ています。
 
今回のEUの決定を受け、14の国と地域の競争当局のうち、承認の判断が待たれるのは、アメリカのみとなりました。

アメリカが承認した場合、実際に2社の統合が完了するまでには2年あまりがかかるとされています。
 
統合が実現すれば、大韓航空の規模は、世界のトップ10クラスになります。
 
また、大韓航空の子会社のジンエアーを中心に、アシアナ航空の子会社のエア釜山とエアソウルを含めた3社の統合も別途、計画されているため、韓国のLCC業界の構図も大きく変わる見通しです。

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