1970年代の終わりにソウルで起きた軍事クーデターをモチーフに制作された映画「ソウルの春」は、観客動員数が700万人を突破しました。
キム・ソンス監督が手掛けた「ソウルの春」は、1979年12月12日のクーデターを主導した全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領をモデルにした役柄を俳優のファン・ジョンミンさんが務め、クーデターを止めようとした将軍役をチョン・ウソンさんが演じています。
事実に基づいたストーリー展開や俳優たちの演技が好評で、とくに20代から30代の若者の間で人気を集めているということです。
これまでクーデターについてよく知らなかった若者世代が、この映画をきっかけに理解を深めると同時に、事件に対する衝撃や怒りを掻き立てていることが映画のヒットにつながったのではないかとみられています。
とくに、若者世代では、「ソウルの春」を見てどれだけ心拍数が上がったかをSNSに投稿する「心拍数チャレンジ」が話題になりました。