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文化

KBS新社長の任命手続き 理事会が見送る

Write: 2023-10-05 11:19:04Update: 2023-10-05 11:23:02

KBS新社長の任命手続き 理事会が見送る

Photo : YONHAP News

KBSの理事会は、新しい社長の候補者を大統領に提案する任命手続きを見送りました。  
 
KBSの理事会の関係者が明らかにしたところによりますと、「4日の臨時理事会で候補者3人と面接を行い、1人に絞り込む予定だったが、最終候補者を決められず、6日に再び理事会を開いて議論することにした」ということです。
 
KBSの理事会は、理事長を含む、合わせて11人からなり、このうち与党側の理事は6人となっています。
 
しかし、投票の結果、過半数となる6票以上を獲得した候補者がいなかったため、上位2人に絞って決選投票が行われるはずでしたが、理事長の一存で投票が見送られたということです。
 
理事会は、過半数を超える票を得た候補者がいない場合、上位2人の決選投票を行うことや、決選投票は、最大で3回までとし、それでも決まらない場合はあらためて公募することで事前に合意していました。
 
KBSの労働組合は4日、声明を出し、「決選投票でいまの政権の意向に反する結果が出ることを懸念し、非常識な「見送り」という決定をした」と主張し、社長の候補をあらためて公募するよう理事会に求めました。
 
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、前政権で任命された金儀喆(キム・ウィチョル)前社長について、経営の悪化や偏向報道などを理由にKBSの理事会が議決した解任案を、先月12日に承認しています。
 
これを受けて、KBSの理事会は新社長の公募を行い、12人の応募者のなかから、韓国の日刊紙「文化日報」の元論説委員、KBS釜山放送総局の現職の記者、そしてKBS新事業企画部の元部長の3人に候補者を絞り込みました。
 
最終候補者が決まれば、国会の人事聴聞会を経て、大統領の任命を受けることになります。
 
新しい社長の任期は、解任された前社長の残りの任期の来年12月9日までとなります。

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