アジア最大の映画祭、釜山国際映画祭が4日午後開幕します。釜山の海雲台（ヘウンデ）にある「映画の殿堂」を中心に、13日まで開催されます。 
 
ことしは69か国209本の公式招待作に、映画祭の関連イベントに出品された60本を合わせた合計269本が上映されます。
 
コンペティション部門「ニューカレンツ」では、韓国映画「あの夏の日のうそ」や、関東大震災当時の朝鮮人虐殺を描いた日本映画「福田村事件」など10作品がノミネートされています。
 
世界的に有名な映画監督や俳優の作品を集めた「ガラ･プレゼンテーション」には、日本の是枝裕和監督と、中国の女優ファン・ビンビンがスペシャルゲストとして登場します。
 
また、今年３月に亡くなった日本の音楽家、坂本龍一さんをしのぶ特別上映も行われます。
 
ことしの映画祭は、今月13日の閉幕式で各部門の授賞式が行われたあと、クロージング作品に選ばれた中国のニン・ハオ監督の「映画の皇帝」の上映で幕を下ろします。