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政治

与党 汚染処理水関連で日本に協力要請 野党は中国と共闘図るも溝浮き彫りに

Write: 2023-06-09 10:28:09Update: 2023-06-09 10:49:03

与党 汚染処理水関連で日本に協力要請 野党は中国と共闘図るも溝浮き彫りに

Photo : YONHAP News

与党「国民の力」の代表は8日、韓国駐在の日本大使と面会し、汚染処理水の問題について、「客観的で科学的なアプローチによって不信を払しょくするには日本側の透明で積極的な協力が必要だ」と述べました。  
 
「国民の力」の金起ヒョン(キム・ギヒョン)代表は8日午後、国会で就任後初めて相星大使と面会しました。
 
金代表は、「悪意のある宣伝、扇動は両国関係の発展を阻害し、漁民に大きな被害を与えるだけだ。『国民の党』は、非科学的な宣伝、扇動を排除する」と強調しました。
 
また、「汚染処理水の海洋放出に関しては、IAEA=国際原子力機関のような、国際社会が認める機関による客観的で科学的な検証が重要だ」としたうえで、韓国の視察団が先月、現地を訪れたことに言及し、「今後も、正確で客観的な情報を国民に届けるよう最善を尽くす」と述べました。
 
これに対して相星大使は、「韓国国内で汚染処理水の問題への懸念の声があることを認識している。今後も韓国政府と緊密に意思疎通し、科学的根拠にもとづいて誠実に説明を尽くしていく。韓国国民の理解が深まるよう努力する」と強調しました。
 
金代表また、北韓の挑発がエスカレートし、最近では衛星の打ち上げを装って長距離弾道ミサイルまで発射するなど威嚇が続いているとして、「韓日間の安全保障協力の強化はいつにも増して重要だ」と強調しました。
 
一方、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表も8日午後、ソウルの中国大使公邸でケイ海明大使と面会し、汚染処理水の問題をはじめ、北東アジア情勢や両国関係について意見交換しました。
 
李代表は、日本の汚染処理水の海洋放出問題で周辺国の懸念が高まっていると指摘したうえで、「ともに声を上げ、共同の対応策を講じることができればと思う」と呼びかけ、ケイ大使は、「中国と韓国は日本の隣国として、自国民の生命と安全を守り、世界の海洋生態環境保護のためにともに最善を尽くして汚染水の海洋放出を阻止しなければならない」と応じたということです。
 
ケイ大使はまた、「現在、両国関係が多くの困難にぶつかっているが、その責任は中国にはない。中国の主な関心事項を尊重してもらえるとありがたい」と述べ、韓国政府に対する不満も表したということです。

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