北韓との軍事境界線付近のDMZ=非武装地帯に造られた散策路「DMZ平和の道」の11のコースが来月13日から開放されます。
文化体育観光部によりますと、今回開放されるのは、江華(カンファ)、金浦(キンポ)、高陽(コヤン)、坡州(パジュ)、漣川(ヨンチョン)、鉄原(チョルウォン)、華川(ファチョン)、楊口(ヤング)、麟蹄(インジェ)、高城(コソン)の10地域に造成された11コースで、今月23日から韓国観光公社の平和の道ホームページで参加の申し込みを受け付けます。
「DMZ平和の道」は、戦争の傷跡や分断の痛みが残るDMZと周辺地域を平和の空間に変えるため、政府が造成している散策路です。
軍事境界線付近の10の自治体にまたがる「テーマコース」と来年開放される「横断コース」(江華と高城を結ぶ524キロ)を歩きながら、DMZの生態、文化、歴史資源を体験することができます。
政府は2019年4月に坡州、鉄原、高城の3つのテーマコースを試験的に開放しましたが、同じ年の9月、アフリカ豚熱の感染拡大防止のため運営を中止し、その後も新型コロナの影響で中止が続いています。
すべてのコースは、参加者の安全確保と野生動植物の保護のため、韓国軍などの協力を得て車両で移動する区間が含まれています。