韓国電力は、5日、夏場の電力需給を安定的に維持するための非常訓練を行いました。
韓国電力は5日、全羅南道（チョンラナムド）羅州（ナジュ）にある本社で、設備の故障や需要の急増など、突発的な状況に備えるために、関係機関とともに電力需給非常訓練を行い、非常事態が起きたときの対応能力をチェックしました。
この訓練では、夏場の猛暑や台風などによる電力設備の故障や停電に備えて、送配電のぜい弱設備を集中的に点検し、災害発生時に備えて復旧システムを再点検しました。
なかでも国家産業団地などで故障が発生した場合に波及効果が大きい、主要設備を優先的に点検し、広域停電に備えて主な系統の電力設備もチェックしました。
また、送電塔など浸水や土砂崩れ発生時のリスクが高い設備についても、事前点検を行いました。
さらに配電設備194万個の点検を行うとともに、過負荷変圧器およそ6万個、地中低圧設備20万個なども点検しました。
韓国電力は、9月8日までを「電力需給対策期間」として、本社と15か所の地域本部に対策状況室を置いて運営にあたるということです。