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韓半島

陸と海の軍事境界線付近での射撃訓練 今月中に再開へ

Write: 2024-06-05 14:23:02Update: 2024-06-05 14:31:49

陸と海の軍事境界線付近での射撃訓練 今月中に再開へ

Photo : YONHAP News

政府が2018年の南北軍事合意の効力をすべて停止したことを受け、韓国軍は、北西島しょと軍事境界線付近での射撃訓練を今月中に再開する計画です。 
 
軍の消息筋によりますと、北西島しょに配置された海兵部隊が、自走砲「K-9」の射撃訓練を今月中に実施する計画だということです。

北西島しょは、海上の軍事境界線とされるNLL=北方限界線に近く、この地域での軍事的緊張が高まる恐れがあります。
 
2018年の南北軍事合意は、軍事境界線付近でのすべての敵対行為を禁じるとしていて、韓国側は、この合意がNLLも含むと解釈しています。

ことし1月はじめには、北韓軍がNLL付近で砲射撃を行ったことへの対抗措置として、韓国軍の海兵部隊は例外的に射撃訓練を行いました。
 
先週、北韓がごみや汚物をぶら下げた風船を韓国側に飛ばしたことに加え、GPSの妨害電波を発信するなどの挑発を行ったことへの対抗措置として、政府が南北軍事合意の効力を全面的に停止したため、韓国軍による射撃訓練が可能となりました。
 
北韓は、韓国が南北の海上境界線と位置づけるNLLをそもそも認めておらず、 過去にも北西島しょでの射撃訓練に対して敏感に反応してきました。
 
2010年には、韓国軍の海兵隊による射撃訓練を口実に、北韓軍が延坪(ヨンピョン)島を砲撃し、民間人2人と海兵隊員2人が亡くなりました。

一方、陸軍も、軍事境界線から5キロメートル以内での射撃訓練を、今月中に再開する計画です。

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