韓国とアメリカの軍当局は、北韓に対する抑止力の強化を図るための大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド」を開始しました。演習に反発して、北韓がミサイルを発射するなど挑発に出る可能性もあり、韓米両軍は警戒を強めています。
演習は4日から14日までの11日間行われる予定で、初日は、アメリカ軍の電子偵察機「RC135Vリベットジョイント」や、韓国軍の無人偵察機「RQ4グローバルホーク」が展開され、北韓軍の動向を監視しました。
今回の演習は、高度化する北韓の核の脅威を踏まえ、核使用の抑止に重点を置いて実施され、陸海空とサイバー、そして宇宙資産を活用した、さまざまな領域での作戦が行われます。
このうち、野外機動訓練は、去年のおよそ2倍となる48回実施される予定です。
アメリカ軍の戦略爆撃機や原子力空母などが演習の期間中に韓半島に展開される可能性もあります。
演習を受けて、北韓がミサイル発射などの挑発に踏み切るおそれもあり、韓米の軍当局は警戒を強めています。