ことし話題となった環境問題のうち、韓国国民が最も重要だと考えるのは、福島第一原発に溜まる汚染処理水の海洋放出であることがわかりました。
市民団体「環境保健市民センター」は、今月14日から3日間、全国18歳以上の男女1000人を対象に、ことし最も重要だと考える韓国国内の環境問題について聞きました。
その結果、「福島原発の汚染処理水の海洋放出とそれに対する反対運動」と答えた人が42.5%で最も多かったということです。
これに続き、「韓国の気候変動政策が国際社会の評価で最下位になったこと」、「脱炭素・再生可能エネルギー政策の後退と国内の太陽光産業の危機」の順となっていました。
一方、国際的な環境問題に範囲を広げて聞いても、「福島原発の汚染処理水の海洋放出と国際社会の反対」が同じく42.5%で最も多くなっていました。
続いて、「世界各地での干ばつ、洪水、大雪」、そして「気候変動と世界各地での大規模な山火事」の順でした。