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韓半島

北韓 偶像化で3代世襲を正当化した金己男氏が死去

Write: 2024-05-08 10:12:21Update: 2024-05-08 16:13:50

北韓 偶像化で3代世襲を正当化した金己男氏が死去

Photo : YONHAP News

北韓の故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長、そして現在の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と、3代にわたる体制の世襲のために、指導者の偶像化を主導した金己男(キム・ギナム)氏が亡くなったことがわかりました。 
 
朝鮮中央通信は8日、朝鮮労働党で宣伝と扇動を担当した金己男氏が7日に94歳で亡くなったと報じました。金氏は、2022年4月から老衰と多臓器不全の治療を受けていたということです。

葬儀は国葬で営まれるということで、金委員長は8日の未明に黒いスーツに黒いネクタイ姿で安置所を訪れ、弔問したということです。

金己男氏は、1960年に党の宣伝扇動部で副部長に就いたあと部長に昇格、その後、宣伝扇動担当の書記を務め、北韓の3代にわたる世襲の正当性を確保するために偶像化を主導しました。
 
金正恩体制が発足した後も要職に就いていましたが、指導部の世代交代が進むなか、2017年10月に開かれた労働党の全員会議で、指導部のメンバーから外れることが発表され、労働党副委員長と宣伝扇動部長の職を降りました。

金己男氏は、故金正日国防委員長の最側近で、2009年8月に韓国の金大中(キム・テジュン)元大統領が死去した際に、北韓弔問団の団長として韓国を訪問しています。

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