韓国など、5つの中堅国家によるパートナーシップ「MIKTA」の国会議長会議がメキシコで開かれ、国際社会への貢献などについて議論が交わされました。
「MIKTA」は、韓国、オーストラリア、トルコ、メキシコ、インドネシアの5つの中堅国家によるパートナーシップで、超大国や大国とは異なる立場から、中堅国家が国際社会の諸問題に共同で対応することを目的として、2013年に始まりました。
MIKTAの国会議長が参加する会議は、2015年にソウルで初めて開かれ、10回目となる今回は、メキシコシティーで現地時間の6日に開催されました。
参加した金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は冒頭発言で、「アメリカや中国、ヨーロッパ連合は、覇権争いの影響でリーダシップの発揮に限界が出ている。こうした状況でMIKTAは、加盟国間の協力強化を通じて、国際社会の安定に貢献できるだろう」と述べました。
今回の会議では、対話を通じた平和の構築や持続可能な発展と繁栄に向けた貿易などについて、議論が交わされたということです。
韓国は、次回の国会議長会合で議長国を務めることになっています。