ことし4月の平均気温は、観測が始まって以降、4月の気温としては最も高くなりました。
気象庁が7日、まとめたところによりますと、先月の平均気温は14.9度で、全国で気象観測が始まった1973年以降、4月の気温としては最も高いということです。
4月の平均気温は、これまで、1998年の14.7度が最高でした。
1991年から30年間の4月の平均気温は12.1度で、先月は、これを2.8度、上回っています。
気象庁は、先月の気温が高かった理由について、韓半島に冷たい空気を送り込み気温を下げる、大陸性高気圧の勢力が弱かったことに加え、気温を上げる移動性高気圧の影響を頻繁に受けたためと説明しています。
とくに、先月中旬は、韓半島を西から東へ横断した移動性高気圧にともなって温かい南風が流れ込み、気温が30度まで上がり、4月中旬としては異例の夏日となりました。