数え年と満年齢が混在し、紛らわしくなっていた韓国の年の数え方が今月28日から、満年齢に統一されますが、就学年齢や兵役義務の開始年齢などには、これまで通り数え年が使われます。
法制処が21日、発表したところによりますと、満年齢に統一する制度が今月28日から行われるものの、就学、就職、団体生活などでは、国民の利便性を考慮し、数え年が望ましい場合は、例外とするということです。
数え年が望ましい例として、▲ 就学 ▲ 酒・タバコの購入 ▲ 兵役の義務▲ 公務員試験への応募などを挙げました。
法制処は、法律に年齢を数える方法が明記されている場合を除き、そのほかの行政サービスや日常生活などでの年齢は、原則として満年齢を使うと説明しました。
法制処は、「満年齢の定着に向けて、積極的に周知を行い、国民の混乱を最小限に抑えるため努める」と話しています。
韓国ではこれまで、法律上の年齢は民法にもとづいて満年齢が使われてきましたが、日常生活では、生まれた日から1歳とし、新年の1月1日になるごとに1歳ずつ増える「数え年」を使い、紛らわしくなっていました。