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韓半島

金国務委員長 ロシア派兵兵士に最高栄誉称号を授与

Write: 2025-08-22 11:53:43Update: 2025-08-22 13:36:01

金国務委員長 ロシア派兵兵士に最高栄誉称号を授与

Photo : YONHAP News

北韓は、ロシアとウクライナの戦争に派兵した兵士らに対し、国家最高の栄誉とされる「共和国英雄」の称号を授与しました。
 
北韓の労働党機関紙「労働新聞」は22日、平壌(ピョンヤン)の朝鮮労働党中央委員会本部庁舎で海外作戦部隊の指揮官や将兵を対象とした国家表彰式が開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が直接出席したと報じました。
 
海外作戦部隊とはロシアに派兵された部隊を指します。
 
金委員長は戦死者の肖像にメダルをかけ、戦死者を悼むための「追悼の壁」に献花と黙とうをささげたほか、遺族に直接慰めのメッセージを伝えました。
 
また演説では、参戦した兵士らを「祖国と人民から最大の尊敬を受けるべき栄誉ある勝利者だ」として、平壌に功績をたたえる記念館や記念碑を建設すると明らかにしました。
 
そのうえで、「国際情勢が予測不可能な安保危機を迎えている」と述べ、軍の精鋭化と戦争準備の完成を指示しました。
 
その後、派兵兵士をねぎらう宴会が開かれ、金委員長は自身の執務室で指揮官らと歓談しました。
 
公開された写真には、指揮官らの前にたばこや灰皿、マッチが置かれていて、指揮官らがたばこを吸う様子は映っていなかったものの、執務室での喫煙を許可したものとみられます。
 
これは極めて異例のことで、専門家の間では「最高の激励だ」として、忠誠心と士気の高揚を狙ったものだという見方が出ています。
 
北韓は去年10月、兵士およそ1万1000人をロシア西部のクルスク州に派兵し、ことしも追加派兵を続けているほか、6月には3回目となる6000人規模の派兵を行うことでロシアと合意したと公表しました。

韓国統一部は今回の報道について、「北韓が3度目の派兵の事実を公式に確認したもの」として、派兵の正当性を強調し、部隊の士気を引き上げる狙いがあると分析しました。

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