女子バレーボールの韓日戦で判定が偏っていたのではないかという疑惑について、韓国文化体育観光部傘下のスポーツ倫理センターが調査に着手しました。
問題となった試合は、今月16日、慶尚南道(キョンサンナムド)晋州(チンジュ)体育館で行われた「2025コリア・インビテーショナル晋州国際女子バレーボール大会」の第4戦で、韓国は日本を相手にセットカウント3対2で勝利しました。
しかし、ファンの間では、「偏った判定による恥ずかしい勝利」との批判が殺到し、審判を懲戒処分してほしいとの陳情も寄せられました。
特に、第5セット11対10の場面で、ラインの外に落ちたとみられる韓国のサーブが「イン」と判定されたことが、事実上勝敗の決め手となり、判定の公正性に対する疑問が高まりました。
当時の試合は、ビデオ判定なしで行われ、韓国人審判が判定がきわどい場面で韓国に有利な判定を繰り返したとの指摘が出ています。
韓国の大韓体育会は、寄せられた陳情を文化体育観光部に回付し、これを韓国文化体育観光部傘下のスポーツ倫理センターに担当させました。
スポーツ倫理センターは、体育の公正性と選手の人権保護のために2020年に設立された機関で、これまで主に選手の人権侵害や不正事件を扱ってきましたが、特定の試合における判定が調査の対象となったのは極めて異例です。
スポーツ倫理センターは、調査で問題が確認されれば、関係機関や審判への懲戒処分を勧告することができます。