中国政府は、来月3日に行われる抗日戦争勝利80周年記念式典に、韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長を公式に招待しました。
中国政府は、韓中外交当局間の協議で、李在明(イ・ジェミョン)大統領の出席の可否を打診していましたが、これに対して大統領室は「禹議長が出席することになれば、大統領は自然と出席しない方向で整理されるだろう」と述べ、李大統領の不参加はほぼ確実とみられています。
今回の記念行事には、ロシアのプーチン大統領をはじめ、中国と関係の深い各国の首脳が多数出席するものとみられています。
中国は、第2次世界大戦で日本が降伏文書に署名した翌日に当たる9月3日を「抗日戦争勝利記念日」と定めています。
2015年の70周年記念式典には、当時の朴槿恵大統領が韓国の現職の大統領としては異例の出席を果たしていて、ロシアのプーチン大統領、モンゴル、ベトナム、中央アジア諸国の首脳、そして北韓からは崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党政治局委員が出席しています。