外国人観光客の間で、韓国の若者文化への関心が高まり、国内のセルフ写真館やワンコイン・カラオケの利用が急激に増えたことがわかりました。
新韓(シンハン)カードのビックデータ研究所が19日、発表したところによりますと、台湾、アメリカ、日本、中国の観光客がことし1月から7月に韓国で利用したクレジットカードの決済データを分析したところ、韓国で20代と30代の若者に人気の高いセルフ写真館の利用は、前の年に比べて65%、ネットカフェは36%、ワンコイン・カラオケは18%それぞれ増えたことがわかりました。
韓国の若者文化に対する外国人観光客の関心が高まっている背景には、韓国のドラマや映画、アニメーションに登場する韓国の文化を直接体験しようとするニーズが増えていることがあるとみられます。
実際、K-POPを題材にし、韓国の伝統文化を巧みに取り入れたネットフリックスのアニメーション映画「K-POPガールズ!デーモンハンターズ」が世界的な人気を集め、韓国の主な国立博物館の利用が前の年に比べて37%増えています。
一方、韓国の化粧品や美容外科は、高品質で費用対効果が高いと評価され、依然として、高い人気を集めています。
韓国を代表する化粧品店チェーンの「オリーブヤング」の利用は、前の年に比べて41%増え、観光客が多く訪れる観光スポットとなっています。また、皮膚科の利用は前年に比べて11%、美容外科は16%増加し、中でも台湾と中国からの観光客が多くを占めています。