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社会

韓国各地で日本人弁護士名乗るテロ予告が相次ぐ

Write: 2025-08-12 15:02:35Update: 2025-08-12 15:16:01

韓国各地で日本人弁護士名乗るテロ予告が相次ぐ

Photo : YONHAP News

最近1週間の間に、韓国各地で日本の弁護士を名乗る人物の爆発物や化学物質によるテロ予告が相次いでいます。
 
8日には、中高生などを標的とした「硫酸テロ」を予告するファクスが送られ、10日にはソウル・松坡(ソンパ)区のオリンピック公園体操競技場に爆発物を設置したと脅迫するファックスが届きました。
 
11日には、光州(クァンジュ)広域市の百貨店2か所に爆発物を置いたという通報がきて、警察が緊急捜索を行いましたが、いずれも実際の爆発物は見つかりませんでした。
 
警察によりますと、去年8月から今月までに、日本の実在の弁護士、唐澤貴洋氏を名乗る脅迫事件は合わせて44件発生していて、対象は百貨店や競技場、学校など、不特定多数が集まる場所でした。
 
唐澤弁護士は2012年、日本のオンライン掲示板「2ちゃんねる」で中傷被害を受けた高校生を弁護したことをきっかけに、右翼勢力のサイバー攻撃の標的となりました。
 
その後、「恒心教」という架空の宗教の教祖に見立てられ、唐澤弁護士の名前を使った虚偽の脅迫が日本国内の公共機関に繰り返し送られるようになりました。
 
警察は、今回の事件は日本で流行した「いたずら目的の犯行」が韓国に広がったものとみていて、発信元が海外である可能性が高いと判断して、ICPO=国際刑事警察機構や日本の警察と合同で捜査を進めています。
 
当局は、実際の爆発物がなくても、市民の不安や社会的混乱を引き起こす重大な犯罪として、厳しく対応する方針です。
 
これに先立って、今月5日、ソウル市内の百貨店に爆発物を設置したとする書き込みをインターネット上に投稿した中学生と、これに似た予告文を掲載した20代の男が、それぞれ済州(チェジュ)と慶尚南道の河東(ハドン)で相次いで逮捕されました。
 
いずれも韓国内に居住する韓国人でした。

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