韓国と日本の両政府が、今月23日ごろ東京で韓日首脳会談を開く方向で調整していると、日本の複数のメディアが9日、報じました。これについて韓国大統領室は、両国が日程を調整しているのは事実としながらも、「確定した日程はない」との立場を示しました。
朝日新聞は、首脳会談が23日に開催される可能性があると報じ、李在明(イ・ジェミョン)大統領がアメリカを訪問する前に日本を訪れることで、日本重視の姿勢を示す狙いがあるとみられると伝えました。
読売新聞も、両政府が23日を軸に首脳会談を検討しており、李大統領が日本とアメリカを続けて訪問することで、韓日米3か国の協力を重視する姿勢を強調する意図があると報じています。
これについて大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は9日、「韓日首脳会談と韓米首脳会談は、いずれも関係国と日程を調整している段階だ」としたうえで「日程が決まり次第、発表する」と述べました。
今回、李大統領が日本を訪問する場合、就任後初の訪日となり、両国首脳間の「シャトル外交」も再開されることになります。
これに先立って、李大統領と石破総理大臣は6月17日、G7=主要7か国首脳会議に出席するため訪れたカナダで首脳会談を行い、シャトル外交再開への意思を改めて確認していました。