新型コロナウイルスに感染し、入院している患者数がここ3週間で2倍以上に増えていることから、防疫当局は、感染対策を徹底するよう呼びかけました。
韓国疾病管理庁が8日、発表したところによりますと、2025年の第31週にあたる先月27日から8月2日に、新型コロナの感染による入院患者数は220人となり、3週間前の103人より2倍以上増加したことがわかりました。
新型コロナの入院患者数は、第27週目の101人から5週間連続で増えています。
年齢別では、累計入院患者数3526人のうち、ことし1月からの累計は65歳以上が60%で最も多くなっています。
疾病管理庁は、「夏休みシーズンと猛暑に伴い、室内での活動が増える8月までは感染者の増加傾向が続くとみられる」としたうえで、「咳やくしゃみをする際には、ハンカチや衣服の袖で口や鼻をおさえるなど、咳エチケットを守ってほしい」と呼びかけました。
特に、高齢者など、新型コロナウイルスの重症化リスクが高い人、または医療機関や高齢者施設など感染リスクが高い施設を訪問する際にはマスクを着用することを呼びかけました。
疾病管理庁は、夏場の新型コロナウイルス発生状況を把握し、治療薬や病床使用率などを点検するため、来週中に「呼吸器感染症関係省庁による合同対策チーム」の会議を行う方針です。