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国際

米国防次官「韓国の対北韓防衛と国防支出での役割に期待」

Write: 2025-08-07 10:31:52Update: 2025-08-07 10:34:38

米国防次官「韓国の対北韓防衛と国防支出での役割に期待」

Photo : YONHAP News

アメリカのトランプ政権で「同盟関係の再編」を主導している国防総省のコルビー政策次官は、韓国が北韓に対する防衛と国防支出において、より大きな役割を果たすことへの期待を示しました。
 
今月中に韓米首脳会談が開催される見通しとなっている中、トランプ政権が韓国に対して国防費の大幅な増額や在韓米軍の役割の調整を求める動きが強まる可能性があるとの見方が出ています。
 
コルビー次官は、先月31日に行われた韓米国防相による電話会談に関するSNSの投稿で、韓国が北韓に対する防衛においてより主導的な役割を果たしており、国防支出の面でも模範となっていると強調しました。
 
さらに、「韓米両国は地域の安全保障環境に対応するため、同盟の近代化の必要性について緊密に連携している」としたうえで、「共通の脅威に備えた戦略的で持続可能な同盟を築くため、今後とも韓国と緊密に協力していく」と述べました。
 
コルビー次官の発言は、韓米両国が今月中に首脳会談を開催することで合意し、日程と議題の調整を進めている中、同盟関係と中国への抑止における韓国への期待を示したものとみられます。
 
特に、北韓に対する防衛における韓国の主導的役割に関する言及は、アメリカが中国への抑止に集中するため、韓国が通常兵器を通して北韓の脅威に対応するとともに、国防支出の拡大を求める意図が込められていると解釈されます。
 
また、国防支出の拡大に関する発言は、アメリカがNATO=北大西洋条約機構の加盟国に対してGDPに占める国防費の割合を5%にすることを提案していることとも関連しているとみられます。
 
加えて、同盟の近代化や共通の脅威への対応を強調する内容は、韓米同盟が北韓のみならず中国の脅威にも焦点を当て、アメリカの最優先課題である中国に対する抑止力強化に向けた協力が求められていることを示唆しています。
 
このため、台湾海峡などで米中が対立した場合に備え、在韓米軍の戦略的柔軟性の拡大を本格的に求められる可能性があるとの見方も出ています。

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