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経済

米グーグル、韓国の要請で地図情報の「ぼかし処理」検討

Write: 2025-08-06 09:44:00Update: 2025-08-06 12:26:53

米グーグル、韓国の要請で地図情報の「ぼかし処理」検討

Photo : YONHAP News

アメリカのIT大手グーグルが、韓国政府に対して地図情報の国外持ち出しを認めるよう要請しているなか、韓国政府の安全保障上の懸念を和らげるために、地図情報の一部をぼかし処理する方針を検討していることを明らかにしました。
 
グーグルは5日、韓国政府の要請に基づき、安全保障上の重要施設をぼかし処理した衛星画像にすることを検討していると明らかにしました。
 
グーグルが地図情報の持ち出しに関して公式に立場を表明したのは、ことしに入ってから初めてです。
 
これに先立ち、韓国政府は、グーグルマップとグーグルアースに露出された安全保障上の重要施設をぼかし処理することを地図情報の持ち出しの前提条件として提示してきました。
 
これに対し、グーグルは「全世界に同じポリシーを適用する」という原則を掲げ、拒否してきましたが、今回は譲歩する姿勢に転じ、韓国政府の要求をある程度受け入れた形になりました。
 
グーグルは、「韓国政府からの要請を実現させる方策を模索している」と述べ、今後も韓国側との協議を続けていくと強調しました。
 
アメリカのトランプ政権は、精密地図の持ち出しをはじめとするプラットフォーム規制などを韓国の「デジタル障壁」と見なし、圧力を強めています。

「精密地図」とは、建物や地形を詳細に表示し、自動運転や軍事測量などに用いられる高精度な地図のことです。

韓国では、軍事施設や政府の重要インフラが精密地図に映り込まれることで、敵対国やテロ組織による標的化のリスクがあるとして、国外への持ち出しを規制しています。

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