メニューへ 本文へ
Go Top

韓半島

韓国 北韓向け拡声器の撤去開始「緊張緩和目指す」

Write: 2025-08-04 13:37:23Update: 2025-08-05 00:30:39

韓国 北韓向け拡声器の撤去開始「緊張緩和目指す」

Photo : YONHAP News

韓国軍は4日、北韓との軍事境界線付近に設置された北韓向けの宣伝放送に使用する拡声器を撤去する作業を開始しました。
  
韓国国防部が4日に明らかにしたところによりますと、これは李在明(イ・ジェミョン)大統領の指示によるもので、「南北の緊張緩和に向けた実質的な措置だ」と説明しています。
 
今回、撤去の対象となるのは固定式の拡声器およそ20台で、2~3日以内に撤去作業を終える計画です。
 
李大統領は、就任から1週間後の6月11日、「南北間の信頼回復と韓半島の平和定着に向けた措置」として、拡声器による北韓向けの宣伝放送の停止を指示しています。
 
拡声器による宣伝放送は、ニュースやK-POPなどを流すことで、北韓の兵士や住民に韓国社会の実情を伝える心理戦の一環です。2018年の南北首脳会談で、軍事境界線付近での敵対行為を禁じることで合意したことから、韓国は北韓向けの宣伝放送を一時中止していました。

しかし、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権時代の去年6月、北韓がごみや汚物をぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばしたことをきっかけに、宣伝放送は6年ぶりに再開されていました。
 
韓国軍は当時、40台あまりの拡声器の多くを南北軍事境界線付近に設置しましたが、北韓もこれに対抗する形で、韓国に向けて拡声器による「騒音放送」を流し、南北の軍事境界線に近い地域に住む住民から苦情が相次ぎました。
 
その後、李在明政権が発足した直後の先月11日、韓国が宣伝放送を停止したことを受けて、北韓も騒音放送を停止しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >