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政治

韓国水資源公社 漢江の水の温度差で江南を再エネ商業地に

Write: 2025-07-31 11:35:11Update: 2025-07-31 14:46:02

韓国水資源公社 漢江の水の温度差で江南を再エネ商業地に

Photo : KBS News

韓国水資源公社は、ソウルを東西に貫く漢江(ハンガン)の水の温度差から取り出した熱エネルギーを活用する「水熱エネルギー」を通じて、ソウルの江南(カンナム)一帯を再生可能エネルギーで電力をまかなう商業地区へとシフトするための事業を本格化させています。
 
韓国水資源公社は30日、ソウル・三成洞(サムソンドン)にある大型コンベンションセンター、コエックス(COEX)で水熱エネルギー供給施設の着工式を行い、1日当たり25万人が利用するこのエリアに、今年末から水熱ベースの冷暖房を供給する予定だと明らかにしました。
 
対象となる建物はトレードタワーやコエックス、アセムタワーで、今回のシステムは、「エアコンおよそ7000台分を代替する効果がある」ということです。
 
「水熱エネルギー」とは、漢江の水が夏は大気より低く、冬は高い水温の温度差の特性を活かして冷暖房に利用する高効率かつ環境に優しいエネルギー源です。

公社は現在、漢江周辺の商業地域で使用される電力をすべて再生可能エネルギーでまかなうことを目指す事業を進めています。
 
現在、全国の水熱エネルギーの潜在量のうち、開発されているのはわずか1.5%で、政府は2030年までに10%水準に引き上げる方針です。これは原子力発電所1基分の発電量に相当し、およそ51万人が1年間使用できる規模です。
 
これに先立ち、ロッテワールドタワーは水熱エネルギーの導入によってエネルギー使用量を36%削減しています。

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