韓国政府によって25日午前から配布が始まった「映画6千ウォン割引クーポン」を目当てにしたアクセスが殺到し、各映画館のホームページとアプリのサーバーが一時ダウンしました。
韓国文化体育観光部は、内需のテコ入れと映画産業の活性化に向け、2回目の補正予算をを組み、271億ウォンを投入して、全国の主要な映画館で使える「映画6千ウォン割引クーポン」450万枚を午前10時から配布しました。
しかし、配布開始と同時にアクセスが殺到し、各映画館のホームページとアプリは一時サーバーがダウンしました。
この割引クーポンは、映画館のホームページやアプリでダウンロードすることができ、使用期限は9月2日までとなります。現在、映画チケットは平均1万5千ウォンで販売されていますが、クーポンを利用すると、1万ウォン未満で購入することができます。
政府は、割引クーポンを配布することで、夏場の最も観客が多くなるシーズンの需要を促し、観客離れで低迷している映画業界の活性化を目指すとしています。
コロナ禍で減少した観客動員数は、その後も減少傾向が続き、2023年の累積観客動員数は1億2514万人と、コロナ禍前の2019年の55.8%にとどまりました。去年の観客動員数も前の年に比べて1.6%減少した1億2313万人を記録し、低迷が続いています。