趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は24日、就任後初めての電話会談を日本の岩屋毅外務大臣と行い、韓日関係の発展と地域情勢への対応について意見を交わしました。
趙長官は、「韓日協力と韓米日協力は、韓国政府の実用外交の中心軸だ。両国国民の友好を土台に、成熟した未来志向の関係をともに築いていこう」と呼びかけました。
これに対し岩屋大臣も、「国交正常化60周年を迎えることし、韓日関係の安定的な発展と韓米日協力の強化に向け、緊密に連携していきたい」と応じました。
電話会談は20分間にわたり行われ、両外相は、首脳間のシャトル外交や閣僚級の対話強化を含め、様々な分野での協力の必要性について認識を共有しました。
趙長官は、今月21日の就任後、初めての電話会談の相手として日本を選びましたが、これは、文在寅(ムン・ジェイン)政権の康京和(カン・ギョンファ)元長官や朴槿恵(パク・クネ)政権の尹炳世(ユン・ビョンセ)元長官と同様の対応です。
一方、趙長官は、来週アメリカ訪問を予定していることから、アメリカのルビオ国務長官との電話会談は行わない可能性が高いとみられています。
中国やロシアとの電話会談の日程については、状況に応じて調整しているということです。