特別検察官チームによって拘束された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が、拘留の適否を再審査するよう裁判所に請求しました。
ソウル中央地方裁判所は18日午前、審査を行う予定です。
拘留適否審査とは、容疑者が裁判所に対して拘留の正当性を再検討するよう求める手続きです。
尹前大統領の弁護団は16日、「本日午前、尹前大統領の勾留の適否審査請求書をソウル中央地裁に提出した」と明らかにしました。
弁護団は請求の理由について、「拘留が、実体的にも、手続き的にも不当であるという点を争う予定であり、詳細は法廷で説明する」と述べました。
これに対し、ソウル中央地裁は、尹前大統領の勾留適否審査を18日午前10時15分から行うと発表しました。
刑事訴訟法によりますと、請求が受理されると裁判所は48時間以内に容疑者を尋問し、証拠調査を行う必要があります。
その後、拘留の要件や手続きの適法性、証拠隠滅の恐れや逃亡の可能性などを総合的に判断し、釈放または請求棄却を決定します。
ソウル中央地裁の令状担当判事は今月10日、「証拠隠滅の恐れがある」として尹前大統領の勾留を認めていました。