韓国のことし6月の全国の平均気温が、統計を取り始めて以来、最も高かったことがわかりました。
韓国の気象庁によりますと、先月の全国の平均気温は22.9度で、平年に比べて1.5度高く、6月の平均気温としては、観測を始めた1973年以降では最も高かったということです。
日中の最高気温が33度以上の猛暑日は、全国平均が2日となり、観測開始以来2番目に多かったことがわかりました。
また、夜間の気温が25度を下回らない熱帯夜の日数も0.8日で、2022年の1.2日に次ぐ2番目となりました。
気象庁によりますと、6月は、韓半島の南東側で発達した高気圧の影響で気温が高くなり、特に27日からは蒸し暑い北太平洋高気圧が張り出した影響で猛暑と熱帯夜が発生したということです。
また、梅雨入りの次期も平年より早くなり、済州島(チェジュド)は先月12日に、中部と南部地方は先月19日と20日の間に梅雨入りとなりました。
降水量は187.4ミリで、平年の148.2ミリを上回り、梅雨入りした先月の半ば以降、雨が集中して降ったことがわかりました。
これは、韓国の南東側に高気圧が発達し、南西からの高温多湿な風が流れ込んだ影響で、気温が平年より高い日が多かったためとみられます。