日本による植民地支配からの独立して80周年を迎えることし、韓国を「先進国」と認識する国民の割合が20年前より25ポイント以上上昇したことがわかりました。
 
光復80年記念事業推進企画団が成人1500人を対象にした国民意識調査によりますと、韓国の国際的地位を「中上位圏以上」と評価した人は67.1％に上りました。そのうち、「韓国は先進国だ」と答えた人は27.8％で、20年前の独立60周年のときの1.9％、10年前の70周年のときの8.2％に比べて大幅に上昇しました。

今回の調査ではその理由までは尋ねていませんが、専門家らは、経済成長やK‑POPなどの文化的影響力、民主主義の成熟などが背景にあるとみています。
 
また、調査では、韓国の歴史に対して、国民の大多数である90.6％が「誇りに思う」と答えました。
 
これは、独立60周年のときの69.1％、70周年のときの83.3％に比べて着実に上昇したもので、国民の歴史に対する誇りが日増しに高まっていることを示しています。
 
国民が望む韓国の未来像としては、24.8％が「民主主義が成熟した国」と答え、次いで「経済的に豊かな国」が19.1％、「社会秩序が安定した国」が19.1％となっていました。
 
独立80周年を迎え、国民が力を合わせて、国を挙げて取り組むべき課題としては、32.4％が「少子高齢化など人口変化への対応」、31.5％が「社会統合および世代・階層間の対立解消」を挙げていました。