李在明（イ・ジェミョン）大統領は1日、UAE=アラブ首長国連邦とニュージーランドの首脳と相次いで電話会談を行い、相互協力について意見を交わしました。
 
大統領室の報道官によりますと、李大統領はまず、UAEのムハンマド大統領と初めての電話会談を行い、「新政権の発足を機に、韓国とUAEの『特別戦略的パートナーシップ』が一層強化されるよう、協力していきたい」と述べました。
 
両首脳は、相互の信頼関係にもとづき、両国関係をより戦略的で未来志向的な分野へと拡大していく必要性があるという認識で一致しました。
 
なかでも、AI=人工知能、先端技術、国防・防衛産業、原子力発電といった分野での協力を強化することで合意しました。
 
また、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議などに合わせて対面の会談を行い、関係強化に向けた具体的な協力策を議論することでも一致しました。
 
続いて李大統領は、ニュージーランドのラクソン首相と電話会談を行い、「ニュージーランドは、1962年に国交を樹立する前から韓国戦争に参戦してくれた大切な友好国だ」としたうえで、「今後も経済、国防・防衛産業、科学技術、宇宙など、幅広い分野での協力をさらに強化していきたい」と期待を示しました。
 
これに対してラクソン首相は、「最近、ニュージーランドで韓国文化の人気が高まっている」と述べ、両国間の文化交流や人的交流の拡大にも関心を示しました。
 
両首脳は、両国関係をことし、「包括的戦略パートナーシップ」に格上げする必要性があるという認識で一致し、今後も意思疎通を強化していくことにしました。
 
また、APEC首脳会議の成功に向け、創設メンバー国として積極的に協力するほか、適切な機会に対面で会談し、両国関係を深めるための具体策を協議することで一致しました。