辞職した研修医たちを代表する大韓専攻医協議会の非常対策委員会が、保健福祉部長官に鄭銀敬(チョン・ウンギョン)氏が指名されたことについて、「医療体制の回復と再構築に向けた誠実な出発点となることを期待する」と明らかにしました。
大韓専攻医協議会の非常対策委員会は30日、声明を発表し、「保健福祉部のトップが、深い洞察と意思疎通を通じて自らの役割を果たすことを願う」と述べました。
委員会はまた、「若い医師たちが研修を中断し、現場を離れている今の状況は、一方的な政策決定と断絶された意思疎通の結果だ」として、「鄭候補が示した『医療界との信頼と協力関係の回復』という方向性に強く共感する」と強調しました。
さらに、「すべての人のための持続可能な医療環境の構築に向けて、開かれた姿勢で議論に臨む準備ができている」と付け加えました。
これに先立ち、大韓専攻医協議会は、28日に臨時代議員総会を開き、新たな非常対策委員長を正式に追認し、政府や国会との前向きな対話に臨む方針を示しました。
これで去年2月に政府と医療界の対立が始まって以来、およそ1年半ぶりに、大韓専攻医協議会の執行部が交代することになり、政府や国会との対話が進む可能性が高まりました。