韓国では、ことしの夏休みに「海外よりも国内旅行」を選ぶ会社員が8割を超え、1人あたりの予想平均支出は53万5000ウォン、日本円にしておよそ6万5700円に上るという調査結果が明らかになりました。
これは、大韓商工会議所が全国の会社員800人を対象に行ったアンケート調査によるもので、回答者のうち81.6%が「夏休みを計画している」と答え、そのうち83.5%が「国内旅行を選ぶ」と回答しました。
旅行の日程では「2泊3日」が最も多く、全体の38.9%を占めました。行き先としては、東部の江原道(カンウォンド)が34.9%で最も人気となっています。
1人あたりの平均旅行費用は53万5000ウォンと、去年より9.4%増加しており、特にソウルの会社員は平均77万6000ウォン(日本円でおよそ8万2600円)と最も高くなっています。年齢別では、30代の支出が最も多い結果となりました。
費用の内訳としては、去年に比べて支出を増やす項目として最も多かったのが「食費」で、次いで「宿泊費」「交通費」の順となりました。
夏の旅行費用について、「去年より増える」との回答は32.2%、「減る」は26.8%、「変わらない」とする人は41.0%でした。
専門家は今回の傾向について、「移動よりも滞在を重視し、食事や休息に費用や時間をかける傾向がうかがえる」と分析しています。