暗号資産への投資について、投資家の10人に4人が、短期収益ではなく「老後の備え」を目的にしていることがわかりました。
ハナ金融経営研究所は29日、全国の20代から50代の男女700人と、暗号資産投資家300人の合わせて1000人を対象に、4月に実施したアンケート調査の結果を発表しました。
それによりますと、「暗号資産を保有する目的は何か」との質問に対し、全体の40%が「老後の備え」と回答しました。
とくに、50代ではその割合が53%にのぼり、半数を超える人が老後資金の準備を主な目的としていることが明らかになりました。
ハナ金融経営研究所は、「過去に比べて短期投資を目的とする割合が減り、流行や娯楽として投資する人も減少している」としたうえで、「投機から投資への意識転換が進んでいる」と分析しています。
また、20代から50代の51%が暗号資産に投資した経験があると答え、現在も保有している人は27%にのぼりました。
これらの投資家が暗号資産に投じた金額の平均は、金融資産全体の14%にあたる、およそ1300万ウォンでした。
年齢別では40代が31%で最も多く、次いで30代が28%、50代が25%、20代が17%の順でした。
性別では男性が67%で、女性の33%に比べて2倍以上となっていました。
このほか、投資家の75%が最初は300万ウォン未満で投資を始めたものの、現在の累積投資額が1000万ウォンを超える人は42%にのぼりました。