新政権の国務総理候補に指名された金民錫(キム・ミンソク)国会議員に対する人事聴聞会は、与野党の激しい対立の末、決裂しました。
24日と25日の2日間にわたって開かれた聴聞会では、金候補の財産形成の過程や子どもに対する優遇疑惑をめぐって、与野党で激しい攻防が繰り広げられました。
最大野党「国民の力」は、疑惑に関する資料の早急な提出を要求し、与党「共に民主党」は、根拠のない疑惑の提起が候補者の能力と資質の検証を妨げていると反論しました。
「国民の力」は、金候補が約束した資料を提出しなかったとして、25日午後から聴聞会への出席を拒否し、その後、夜遅くなっても聴聞会は再開されることなく決裂しました。
結局、与野党が人事聴聞経過報告書の採択に合意できない見通しで、本会議での採決を通じて承認手続きが完了する可能性が高まっています。
これより前に、「共に民主党」は与野党の合意が得られない場合、今月30日または来月4日までに可決する方針を明らかにしていました。
国務総理任命同意案は、国会の在籍議員の過半数が出席し、その出席議員の過半数が賛成すれば可決されるため、「国民の力」が同意しなくても国会を通過することができます。
聴聞報告書なしで金候補が国務総理に任命された場合、歴代4番目の事例となります。