李在明(イ・ジェミョン)大統領は、大統領選挙で自らが掲げた公約の「海洋水産部の釜山移転」について、年内に終えられる方策を検討するよう指示しました。
現在、韓国海洋水産部は世宗(セジョン)市の政府庁舎にあります。
李大統領は24日に開かれた閣議で、姜道炯(カン・ドヒョン)海洋水産部長官に対し、ことし12月までに、海洋水産部の釜山移転を終えられる方策を検討するよう指示しました。
海洋水産部は、大統領職の引き継ぎを実質的に担う「国政企画委員会」に対して、釜山に新庁舎を建設することを前提に、2029年までに移転を終える計画を報告していました。
しかし、これを大幅に前倒しして、年内に実現できる案を探るよう指示したものです。
李大統領は、新庁舎の新築にこだわらず、賃貸なども含めて検討し、釜山への移転を急ぎたい考えとみられます。
李大統領が大統領選挙で掲げていた、海洋水産部の庁舎を釜山に移す公約は、釜山市民の支持を狙ったものでした。