冷房の使用が増える7月から9月までの第3四半期の電気料金が、据え置かれることになりました。
韓国電力は23日、ことし第3四半期の電気料金を現行の水準で維持すると発表しました。
今回の措置は、中東情勢の悪化による国際原油価格の高騰や、国内の物価上昇圧力を考慮し、国民生活への影響を抑えることが目的とみられています。特に、夏場は冷房の使用が大幅に増えるため、電気料金の引き上げが家計に直接響くことを踏まえた対応とされています。
政府は去年10月、韓国電力の財政悪化に対応するため、産業用の電気料金を平均で9.7%引き上げましたが、家庭用や飲食店向けなどの一般用料金については、2023年5月以降、9四半期連続で据え置きが続いています。