李在明(イ・ジェミョン)大統領は今月22日、与野党の執行部を公邸に招き、昼食会を開催します。
昼食会は22日正午、大統領公邸で開かれ、与党「共に民主党」からは金炳基(キム・ビョンギ)院内代表が、最大野党「国民の力」からは金龍泰(キム・ヨンテ)非常対策委員長と宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表が出席する予定です。
大統領室は、「昼食会でG7サミット=主要7か国首脳会議の結果を与野党の執行部に伝え、その他の議題についても胸襟を開いて意見を交わすものとみられる」と述べました。
当初、与野党の執行部による会合については、7月の初めや党代表が決まる8月以降に行うべきとの声も出ていましたが、李大統領の指示によって会合の次期を前倒しすることになったということです。
李大統領が与野党の執行部を個別に招いたのは就任から18日目となります。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と当時最大野党「共に民主党」の党代表だった李前代表の会合が新政権発足から720日後に顔を合わせたのに比べて、素早い対応が取られています。
当時、尹前大統領は、野党を対話の相手として認めず、会合を拒否していましたが、総選挙で大敗し、最大野党「共に民主党」の李前代表と顔を合わせました。
大統領室は、今回の会合が与野党と政府による協議体の組織につながるかどうかについては、今のところ提案の準備ができていないと述べました。
新政権の顔ぶれが確定していないうえ、国務総理に指名した金民錫(キム・ミンソク)候補の人事聴聞会などが今後行われることを踏まえ、今回の会合では与野党の執行部との対話を始め、野党との関係構築に取り組む方針です。