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政治

韓日国交正常化60年 石破首相「より良い未来に新たな一歩を」

Write: 2025-06-20 10:11:11Update: 2025-06-20 10:14:34

韓日国交正常化60年 石破首相「より良い未来に新たな一歩を」

Photo : YONHAP News

日本駐在韓国大使館が、韓日国交正常化60周年を記念して主催する行事が19日、東京で開かれ、石破総理大臣は「手を携え、より良い未来に新たな一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
 
韓国駐在日本大使館が主催する記念行事は3日前の16日に、ソウルで開かれています。
 
日本駐在韓国大使館が主催する記念行事は19日、東京都内のホテルで開かれ、石破総理大臣をはじめ、韓日議員連盟会長の朱豪英(チュ・ホヨン)国会副議長、日韓議員連盟会長の菅前総理大臣、岸田前総理大臣など、両国の要人らおよそ1000人が出席しました。
 
石破総理大臣は、カナダで開かれたG7=主要7か国首脳会議に合わせて李在明(イ・ジェミョン)大統領と初めて会談し、18日に帰国したばかりです。
 
石破総理大臣は挨拶で、先に李大統領と対面では初めてとなる首脳会談を行ったことに触れ、「日韓関係の安定的な発展に向けて、お互いの考えをすり合わせる、大変良い議論ができた」と述べました。
 
また、「互いの知見を共有しながら、日韓協力の裾野を広げ、これまで紡いできた交流のバトンを次の世代につなげたい」と語りました。
 
さらに、「いまや若い世代でも自然体で交流が行われ明るい未来を感じている」としたうえで、「手を携え、より良い未来に新たな一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
 
両首脳は先の会談で、定期的な相互訪問による「シャトル外交」の再開に意欲を示し、国交正常化60周年を機に強固で成熟した韓日関係の基盤を築いていくことで一致しています。
 
石破総理大臣は、今回の行事への出席を通じて、李大統領との間で確認した韓日関係改善の流れを今後もつないでいくという意志を示したとみられます。
 
日本側からはこのほかに、林官房長官、岩屋外相、中谷防衛相、加藤財務相、阿部文部科学相ら閣僚も出席しました。
 
韓国と日本は1965年6月22日に「韓日基本条約」に署名し、国交を正常化しました。
 
国交正常化50周年だった2015年には、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領が日本側がソウルで開いた行事に、当時の安倍晋三総理大臣が韓国側が東京で開いた行事にそれぞれ出席していますが、それ以降、両国首脳が出席する規模で、国交樹立を記念する行事は行われていませんでした。
 
李大統領は、G7首脳会議のため、16日のソウルでの行事には出席できず、ビデオメッセージを寄せています。
 
李大統領はビデオメッセージで、「激変する国際情勢のなか、両国は共に対応策を模索すべき重要なパートナーだ」と強調し、「これまでの成果と発展を土台に、韓日関係が安定的かつ未来志向に発展することを願う」と語っています。
 
一方、東京での記念行事の会場には、韓国大使館と韓国農水産食品流通公社東京支社によるブースが出展され、韓国の農産物や加工食品、伝統酒などを紹介する試食コーナーが設けられました。
 
また、両国の伝統楽器による演奏や高校生の合唱などの文化公演も披露されました。

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