G7サミット=主要7か国首脳会議に出席するため、カナダを訪問している李在明(イ・ジェミョン)大統領は、オーストラリアや南アフリカ共和国の首脳と相次いで会談を行い、本格的な首脳外交デビューを果たしました。
李大統領は現地時間の16日午後、カナダのカルガリー国際空港に到着するとすぐに、G7サミットに招かれた各国の首脳らとの2国間会談に臨みました。
今回、招待された国は、韓国をはじめ、オーストラリア、ブラジル、インド、メキシコ、南アフリカ、そしてウクライナの7か国です。
李大統領はまず、南アフリカのラマポーザ大統領と会談したあと、続けてオーストラリアのアルバニージー首相と会談しました。いずれも韓国戦争に兵力を派遣した国々です。
李大統領は、南アフリカがアフリカ諸国として初めてG20の議長国を務めていることを高く評価し、11月にヨハネスブルクで開かれるG20サミットの成功を祈念しました。
これに対してラマポーザ大統領は、「優れた技術力を持つ韓国企業が、南アフリカ国内の雇用創出と産業発展に大きく貢献している」と述べ、「韓国企業の投資と進出が今後さらに拡大することを期待している」と応じました。
また、アルバニージー首相との会談で李大統領は、「韓国戦争当時、オーストラリアは多くの兵を派遣してくれた。その貢献によって韓国という国が生き残り、いまここに共にある」と述べました。
アルバニージー首相は、「両国は、防衛産業にとどまらず、両国の国民に利益をもたらす協力を進めてきた」と応じました。
李大統領は、訪問2日目となる現地時間の17日には、G7サミットの開催地で歓迎レセプション、昼食会、そして拡大会合に出席する予定です。
日程の合間を縫って、G7主要国の首脳との会談が開かれる可能性もあるとみられています。