李在明(イ・ジェミョン)大統領は、ベトナムのルオン・クオン国家主席と就任後初めての電話会談を行いました。
アメリカ、日本、中国、チェコに続き、5か国目の首脳との電話会談となります。
大統領室の報道官は12日の定例の会見で、「当選直後に祝電を送ったクオン主席は、電話会談でも李大統領が任期中に多くの成果を上げることを願い、温かい祝意を伝えた」と述べました。
これに対して李大統領は、両国関係が1992年の国交樹立以降、貿易や投資、人の交流などで目覚ましい発展を遂げてきたことを高く評価し、今後も韓国・ベトナムの包括的戦略パートナーシップをさらに発展させていけるよう緊密に協力していきたいという意向を表明したということです。
この報道官は、「クオン主席は、李大統領の考えに賛同し、ベトナムの経済発展を進めるうえで信頼できる重要なパートナーである韓国との関係強化を希望し、積極的に協力していこうと応じた」と述べました。
両首脳は、両国の協力を、包括的戦略パートナーシップにふさわしく、高速鉄道や原子力発電などの戦略的協力分野へと拡大・深化させていくことで一致しました。
なかでも李大統領は、韓国企業の円滑な活動を支援するため、特段の関心と協力を求め、クオン主席もこれに前向きに応じたということです。
この報道官は、「クオン主席は、李大統領をベトナムに招待し、李大統領もベトナムを訪問して両国の発展に向けた踏み込んだ議論を行うことを期待していると述べた。また、APECを機に、両国の高官同士の活発な交流も進めていこうと話した」と伝えました。